「通りから家を目にしたときに目を惹くような外観の家にしてほしい」という施主さまのご要望に応えて設計した大屋根の平屋風二階建てのお家。室内には勾配屋根を生かした大空間のLDKが広がることに。玄関からリビングへ向かう動線と、大型パントリーを通ってキッチンに直接入れる“2WAY”の帰宅動線も快適な暮らしをサポートしています。
傾斜角度を大きく取った大屋根は存在感抜群
4.5寸(約25度)の勾配を設けた大屋根の外観は施主さまの一番のお気に入り。近隣の方から「格好いい家ね」と声をかけられることもあるといいます。

外観にアクセントを効かせる縦格子と木目の軒裏
「玄関から外に出たときに、ワンクッション視界を遮ってくれる存在があってくれるといいな」というご要望を受けて、玄関扉の前には縦格子を配しました。外観のアクセントになるとともに、日々の暮らしを快適におくるための役割を果たしてくれます。大屋根の軒裏にはレッドシダーを採用。無垢材ならではの自然な色合いや節の味わいが外観デザインをいっそう引き立てます。

大空間の吹き抜けが広がる“抜け感”抜群のリビング
大屋根の形状を生かした勾配天井がリビング空間の広がりを演出しています。天井は最大5メートルの高さに。LDKは20畳あり、「リビングの広い家で快適に暮らしたい」というTさまのご要望に応えた空間設計となっています。

抜け感の感じられる空間設計
勾配天井の広がるリビング。テレビ背面の高窓や、2枚の板を組み合わせたフロートタイプの造作テレビボードが室内の抜け感を演出してくれます。テレビボードは下の壁面を前に出して、一見、床から浮いているように見えます。

キッチン横のカウンターはお子さまのスタディスペースにも
キッチン・ダイニングの横にカウンターを設置。在宅ワークなどの場所として活用していますが、キッチンからすぐに目が届く場所は将来的にお子さまのスタディスペースにもなる予定。テレビボードとカウンタースペースの間には仕切り壁を設けてあり、空間の“納まり”もピッタリです。

モノトーン感覚で統一したキッチンスペース
キッチンまわりは奥さまのお好みに合わせて、グレーを基調にコーディネートした空間に。奥さまの好まれる黒の家電との相性抜群。スッキリとした空間に仕上がっています。

主寝室を配置した1階で暮らしを完結
1階で暮らしを完結できるようにしたいというご要望に合わせて、主寝室は1階に設計。壁面には段差を設けて、小物などを置いておくことができます。

日々の暮らしをスムーズにおくれる2WAYの帰宅動線-1 玄関編
「帰宅したときに玄関からパントリーを通って直接キッチンに入れる動線も欲しかったんです」という奥さまのご要望を受けて、2種類の帰宅動線を設計しました。吹き抜けの広がる開放的な玄関からは、リビングへ向かう動線と、土間収納へ向かう動線へと二手に分かれます。

日々の暮らしをスムーズにおくれる2WAYの帰宅動線-2 キッチン・リビング
土間収納から大容量のパントリーへ入った奥さまは、ここで買ってきた食材をしまって、LDKのキッチン側の入口へ。玄関〜土間収納〜パントリー〜キッチンへとつながる動線を通ることになります。
一方、リビングへ直接向かう動線は、吹き抜けの廊下を通ってLDKにはリビング側の入口から入ることに。キッチン側からやリビング側から帰宅したご家族を迎える笑顔が見えます。
